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phoの日記

2011-02-20

Buying up the world(毛沢東が札束を出してるのが表紙の号)

23:08

Taiwan and Japan

http://www.economist.com/node/17473187

一人当たりの収入(Head income)で台湾日本を抜くという話。シンガポール香港は既に日本を上回っていたけれどもついに台湾もかとのこと。韓国も近づいているらしい日本でも都市部田舎でまた違うだろうから単純比較することにそれほど意味はないのかもしれないけど、興味深い数値ではある。

Serfing the web

http://www.economist.com/node/17461435

Queen Elizabeth2世のFacebookページができたけど、偽物だよーという話。googleデータのimport/export機能が大事だ、ユーザーが自身の情報管理できるべきだ、data liberetionチームもあるという感じだけど、Facebookは、ユーザーがどこでどのようにデータを共有するかを決めるべきだというすたいるらしい。長い目で見ればGoogleの方がモラルがあるねえってコメントしてる人がいた。ドイツ政府IDカードを発行してオンライン国民認証できるようにしたり、情報管理がホットになってるよとのこと。

Googleプライバシーについて一応多少は考えるようになったみたいだけど、Facebookあんまり考えてなさそう。先日Open Webという本を読んでいたら、Facebookオープンじゃないから辞めた方がいいぞと言ってたし、ストールマン御大のページを見ても、私をFacebookで探すことなかれ(いないから)というマークサイドバーに用意してた。なかなか考えさせられる。

Nah, no

http://www.economist.com/node/17465427

タタのナノについて。思ったほど売れてないそうだ。入手困難だからか、先日煙りだしちゃったからか、既にスズキマルチウドヨクがあるからか。でもタタのジャガーランドローバーは売れてるとのこと。ナノもこれからか。3Dプリントの35メートルガントリでこういう車があっさり作れるようになったら、更なる価格破壊が進みそうな気がした。あと10年くらいすれば大きく変わりそう。

M-powered

http://www.economist.com/node/17465455

モバイルヘルスケアの効果が少しずつ実証されているけど今ひとつという話。ケニアHIV患者SMSで薬を飲むリマインダを受け取ることで治療の効果が上がったそうだ。クラウドコンピューティングも活用できそうとのこと。あとアメリカ政府の後押しで電子カルテが増加中。ハイチインドケニアでいろいろ進行中。インドパンジャブ地方で診断装置をバックパックに入れて運んで、携帯電話データを取得して解釈するHealthpointという会社P&G提携したそうだ。ヘルスケアにおいて最もイノベーションが起きているのは中所得国だとのこと。

だんだんm-Healthの概念が広がっている気がしないでもないけど、まあそういうもんかもな。ちょっとしたシステムの変更で大きな効果が見込めるのはなかなか興味深い。

Fashionably alive

http://www.economist.com/node/17465445

Zegnaというイタリアメンズファッションメーカーが取り上げられている。100年続いている会社だそうだ。1960年に既製品(off the pegとかready to wearというらしい)のスーツに移行して、スポーツウェアとアクセサリーもラインナップに加えたとのこと。フランチャイズもたくさん。売り上げの9割は海外来年中国進出20周年。インドが次なるフロンティア。ハイデラバードには既に進出済み。こういう高級品路線でグローバルに成功するにはいくつか要因があって、特に重要なのが品質管理倉庫では温度、湿度、光も管理女性向けの高級品も扱うこと会社は、今後も上場せず家族経営であり続けるだろうとのこと。

Trouble with the law

http://www.economist.com/node/17461573

絵がシュールだ。ロースクールを出てみたらゴミ箱直行授業料ガンガン上がって、大手ファーム給料の上がってるけど大手ファームに入るのは困難。借金してロースクールに行ったのに大変だねという話。2009年に大規模レイオフがあって若い弁護士がどんどん切られて採用枠も狭くなったけどそれに続いて2010年も厳しいそうだ。Vanderbilt大学の2人の学生ロースクール透明化活動をしているらしい卒業生がどこに行っていくら稼いでいるかをわかるようにするのが目的とのこと。でもデータ集めが大変(まあ当然だ)。法律事務所はインターンシップに来た学生採用する傾向にあるので、採用の時期が卒業の数年前になっていて大変だ。でもロースクールにもできることはあって、例えば大学で学ぶことと法律実務の乖離をどうにかすることだ。あとロースクールニーズが非常にピンポイントな分野になっているため大学が要求を満たせないとのこと。そこでニューヨーク大学ロースクールビジネススクールの合わせ技を考えたりする。イギリスドイツ卒業生をうまく扱っているそうだ。2年間のOJT期間があるらしいアメリカでは、法律事務所が新卒トレーニングさせるためのお金クライアントが払うべきではないという人がいる。

NUSの法学部でも近頃ジョブフェアみたいなのをやっていて、法律事務所がいくつか集まっていた。パンフレットを見たら、法律事務所とトレーニングについて交渉しようなどと書いてあって新鮮な気がした。どこかに潜り込んで実務経験を積んで一人前にならないと始まらないんだなと思った。そのためのトレーニングが明確にされていてなかなか興味深い。個人的にはもうpatent creationよりもvalue extractionの方に興味が移っているので法律事務所に行くことはないと思うけれども、弁護士弁理士も明確なトレーニング期間があるのだなと思った。トレーニングを受けないと一人前として認められないのに、トレーニングを受けること自体が狭き門だとなかなか大変だ。

Being eaten by the dragon

http://www.economist.com/node/17460954

中国大企業に買収される会社が増えている。石油関係であったり、Volvoであったり、有名なところも含めて買収されている。中国企業に買収された会社や株の一部を売却した会社の人の匿名インタビューが興味深い。感情と信用が大事。

This is a well-known tactic, says a European of hazy days he spent in a hotel dealing with the fine print. "They would bring in people to try to get you drunk...At one point I was sure they'd brought in a lady from the switchboard."

契約書の細則について話し合うためにホテルに行ったところ、相手が酔わせようとしてきて、電話交換の女性を呼んできたとか。なぜ電話交換の女性なのかよくわからなかったが、この記事から鑑みて

http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2010-11/10/content_21314490.htm

電話交換手が特殊訓練を受けた軍人のようなものだと思った。あと通訳重要だし、"I had 52 hits from China on my home computer"なんてコメントもある。どこから情報を入手してるんだろう。"One arrived, alone, in London to be faced with 30-40 people from the Chinese side. "という感じで奴らは大勢で攻めてくる。

Someone involved in the Rio deal recalls meeting a bank in China and being staggered by their indiscipline. "They said, 'How much do you want: $10 billion, $20 billion ?' It was unbelievable."

あまりの規律のなさに驚いたとのこと。あとオープンディスカッションのなさを嘆く人もいる。

"Nobody contests what their immediate superior says. Never, never, never...The decisions are taken somewhere else."

これは日本も似たようなもんかもな。それから"Beijing effect"という冗談も興味深い。

  • "having sold a business to them and worked for them for a year I don't really have a clue how they work." He adds:"Virtually all of the senior management have left and at the next level down people are looking [for new jobs]."
  • "On paper it looked quite good but it failed totally." Decisions took months for "even the simplest things".
  • "almost all the key people left"
  • "there is no company left" at the headquarters, just a shell.

integrationまで終わらないとM&Aは終わらないけれども、それが難しいという話。

そんな感じでM&Aが大変だから政府系ファンド投資したり、ジョイントベンチャーを作ったり、そもそも買収なしで海外に進出したりするそうだ。中国建設会社アフリカ東ヨーロッパでの受注に成功しているし、Huaweiも大型買収なしでここまで展開してきた。

それに次の世代、今の30代、40代の人は海外教育を受けていたり、職務経験があったりするので、もっとやりやすくなっていくんじゃないのかなという締め。

この記事を読んでいて思ったのは、歴史は繰り返すということ。多分シルクロードを通って中国交易していたヨーロッパ人も文化、慣習の違いに苦労していたんだろうな。これだけ移動しやすくなって交流が増えた現代でも相変わらず大変なものは大変。でもそれを乗り越えるだけの価値があるということなんだろう。以前日本ビジネスするのはこんなに大変という話だったのが、だんだん(というかもう既に)中国ビジネスをするのはこんなに大変となってきて、本格的に動き出しているんだなと思った。

Dotconomy

http://www.economist.com/node/17468318

ペイパルBlack Fridayの取引高に関するデータを公開したそうだ。一方googleGoogle Price Indexなるものを開発したそうだ。経済のpolicymakerもこういうWeb企業データに関心を払っているとのこと。理由の一つ目は、早いこと。公式な統計よりも前にトレンドがわかる。Monsterというjob marketのサイトが出すデータは、公式な統計よりも前の2007年雇用の落ち込みを示している。2つ目は、データが詳細であること。FRBエコノミスト不動産サイトZillowの統計をチェックしている。そのサイトのGranularity(粒度)が良いそうだ。アメリカ全土の7200万の家の個々の評価に基づいてZillow Home Value Indexを出しているとのこと。でもこういうWeb統計を疑問視する人もいて、歴史が浅く長期的なトレンドを見るのに役に立たないしオンライン取引に限定されると主張する。でも経済活動がますますオンラインシフトすると

the notion of using bits and bytes to measure booms and busts will surely become more attractive.

ビットバイトを使ってブームとバーストを見るという考えはより魅力的になるだろう。お前絶対狙って書いてるだろと思った。

ますますBig dataの時代になりそうだな。データマイニング重要性がさらに高まりそう。大切なのはやはりデータから何を見出すかとうことか。Google Price Indexって根本的に何かを変えそうな気がする。