Hatena::Groupecotai

phoの日記

2011-01-18

Technology Quarterly(立体式農場Dec 11th 2010)

12:52

Seeing into the future(人工網膜進歩

http://www.economist.com/node/17647663

耳にインプラントをして聴覚を取り戻すというのは既に実用化されつつあるそうだが、目のそのような研究研究段階にあるらしい。といっても盲目治癒するというものではない。網膜色素変性症(Retinitis pigmentosa)のような病気の結果として視力を失った人に対して基本的な感知の支援をするというもの。30人の治験者に対してこの研究装置Argus IIを使用したところ、光のレベルの変化がわかったり、ものを検出できたりしたそうだ。すなわち障害物やドアを見つけたり、車を見たり、話している人の頭を見たりできるということだ。そして中には大きく印刷された文字を読めた人もいたとのこと。2011年に人工網膜市場に出回ると思っていた人なんてほとんどいなかったそうだ。人工網膜にもやりかたはいろいろあるけれども、基本的な原理は一緒らしい。電極を使ってまだ生き残っている神経細胞電気的な刺激を与えることにより、光が人間視野内で知覚される。こうして病気ダメージを受けた光受容体の動作をまねることができるとのこと。電極が多ければ多いほど見えるドットの数も増える。とりあえず最初ロンドンマンチェスターパリジュネーブ病院で始めて、アメリカでも認可が下りれば開始するそうだ。10ドルでは限られた人しか使えないので、もっと広めるためには、政府が一部負担してくれるようになって欲しいとのこと。次のArgusIIIは数百の電極を使うそうだ。Retina Implant社では目に入れるカメラを開発中で、電極数は1500を越えるとのこと。20年後には電極数が増え、信号処理ソフトウェア改善し、目が見えない人が記事を読んで楽しむなんてこともあり得る。

こういう記事を読むと、部品が小さくなった効果は計り知れないと感じる。応用というのはすぐにはなかなかないのかもしれないけど、組み合わせると非常に広いエリアまで影響がありそう。部品の小型化、処理性能の向上、人体についての研究、いろいろなものが進んで今があるのだなと思った。

http://www.2-sight.com/

Blow me up, blow me down(気流で機体を制御)

http://www.economist.com/node/17647575

飛行機の翼には可動部分が多く含まれている。この翼の形状により浮上が可能だが、機体を制御するためにパイロットが気流を調整する必要がある。ちなみにライト兄弟は、たわみ翼(wing warp)という手法を用いてこれを行ったらしい。翼を異なる形にねじるように滑車とケーブルを動かすやり方であるしかしそれはあっさりエルロン(ailerons)というやり方(現在も使われている翼が動くやつ)に取って代わられた。ライト兄弟がたわみ翼の特許をとっていたからだとか。エルロンではもっと細かい調整が可能になり、構造に対するストレスも小さい。ただ、これまでよりも重くなり、翼が複雑になる。エルロンなしでなんとかできないかということで、イギリス研究チームが立ち上がった。デーモンと呼ばれる彼らの飛行機デルタ型の翼を持ち、小さなジェットエンジンで駆動する。ぱっと見たところエルロンと違いはないが、翼が固定されている。物理的に翼を動かすのではなくて、圧縮した空気を狭いスロットから吹き出させることにより気流を変化させる。片側の気圧が高いと反対側へ気流が生じて、エルロンと同じ動作をする。望んだように気流の制御ができないときバックアップとしてエルロンも備えるが、冗長なものとなっている。デーモンである程度データが取れたら、既存飛行機をこれに変更することが考えられている。自由空間における3つの軸のうちの一つを制御できるようになったら、あとの2つpitch(垂直角/仰俯角)とyaw(水平角/水平回転 )も制御できないだろうかとエンジニアは考える。その結果、飛行機はより軽く、よりメンテナンスしやすく、敵から見つかりにくく、始動しやすくなるだろう。詳しい解説があった。

http://pixiv.cc/janome-gotyou/archives/51649860.html

スネ夫ラジコンたいに軽快に飛んでてすごい。写真を見たらほんとに飛ぶのかよと思ったのでギャップが面白い。解説にも出ていたが、無人飛行機でBAEも絡んでて空軍にも使うそうだ。こうやって物理的なものをそぎ落として気流の制御により機体を制御するのは、ハードウェアはなソフトウェアで物事を処理するのに似ている気がしたシステムエラーで墜落なんてことは避けなければならないから、バックアップとしてのエルロンは残るんだろうけど、やり方はどんどんシンプルになっていくんだろう。

Three-way split(りんごを三分割してるのが表紙の号)

12:07

Running out of steam(スタミナ切れor蒸気がなくなる)

http://www.economist.com/node/17679539

オバマが去年電車GOと言ったらしい。そうすれば荷物がなくなったりしないよとのこと。(それは航空会社の荷物管理の問題だろーが。)でもウィスコンシンオハイオでその高速鉄道プランが消えそうな感じ。フロリダ知事が、TampaとOrlando間もやっていいけど、高いんだったら止めとくといったのでそっちも危うい。なんというか民主党が支持して、共和党が反対するイデオロギーの問題になってきているらしい。これはアウトソースできない仕事を生み出すのだという意見もあれば、そんな金出せないだろという意見もある。とりあえずどっかで成功しないと、この状況はあまり変わらないだろう。

いまさら高速鉄道かよって思ってしまった。公共事業的側面もあるわけだが、なんだかなあと感じる。

What cash can do

http://www.economist.com/node/17680676

カタールワールドカップジャマイカボブスレー並みにあり得んだろ、そもそも暑すぎだしという話。アメリカ空軍基地用地を貸し出してるけど、イランシリアとも関係は良好。ハマスヒズボラのような組織とも悪くない関係。ソブリンウェルスファンド海外会社を買いまくる。それにカタールはまだまだインフラが必要。公共交通機関がないので、最近テニス世界大会ではみんなタクシーを1時間待っていたくらいだ。エミレーツは頑張ってるけど、ホテルは高級なのばかりで安いホテルも必要。FIFAは基本的に地元利益をもたらすように提案するが、カタールの人は既にリッチなので、トーナメントのあとにいくつかのスタジアムをばらばらにして貧しい国に送るそうだ。とりあえずこういう大会を開催すれば、世界中の人が名前を覚えてくれる。Qatarのqはなかなかトリッキー英語のkとhの間の音らしい

やっぱり中東って行ったことがないのであまりイメージできないと思った。エミレーツの拠点でもあるし、いろいろと動き出している場所の一つではあると思う。

Agreeing to disagree

http://www.economist.com/node/17680864

大学授業料を年間£3290から最大で年間£9000(2012年)にする法案なんてのがあるのか。しかキャメロンさんは、授業料についてコミットメントをしてないから冷淡だとか。一見すごい高いかと思ったけど、そうでもないような気がしてきた。

Pepsi's Russian challenge

http://www.economist.com/node/17675968

ペプシロシア最大の食品会社Wimm-Bill-Dannを買収するそうだ。プーチン様もお喜びとのこと。このふざけた名前会社名はテニス好きの創業者ウィンブルドンにちなんでつけたらしい。問題はダノンも買収しようとしてて18%株を持っていたことだけど、ダノンはその株を売ってロシア最大の乳製品メーカーを買ったようだ。で、もう問題はなくなり、ロシアペプシアメリカに次いで大きな市場となる。ちなみにこれはペプシの身体に悪いもの戦略から、身体に良いもの戦略へのシフトの一環らしい健康食品の割合が徐々に増しているとのこと。先進国だとパイが限られているからがんがんemerging marketに行こうという話。ロシアのmiddle classは金払いが良いのでいけそうな予感。ロシア需要はabnormally lowレベルからノーマルになるんだそうだ。abnormally lowってどれだけ低いんだか。でもアナリストには、ペプシが払いすぎじゃねって言う人もいる。賄賂かいろいろありそうだし、急に乳製品税金が上がるかもしれない。でもプーチンが喜んでるならよさげ。あとPepsiAmericasとPepsi Bottling Group統合に言及する人もいる。ともかく大きな動きなのは確かだ。

Repelling Borders

http://www.economist.com/node/17681057

BordersはカナダIndigoと組んでKoboというe-readerローンチしたそうだ。BordersがBarnes&Nobleを買収しようとしているのは、nookのe-book技術が欲しいからはないかと。あとBarnes&Nobleのブランドも。(買収が成立したらBordersは自社の名前を止めるという見方がある。まあこの買収がBordersの筆頭株主であるヘッジファンド Pershing SquareのWilliam Ackmanによるものだからありそうな話だ。)あとコスト低減にもよさげ。競合する店舗をなくせるわけだから。でもBarnes&Nobleはそんな簡単に買収されないよというのが記事の前半に書いてあった。

Testing science

http://www.economist.com/node/17672816

アメリカの法案次第でES細胞に関するアメリカ研究が滞ってしまうかもしれないという話。NIHがそういう研究お金を出さないことになると止まってしまう。IPS細胞がでてきたらES細胞倫理的な話がクリアされるのかと思っていたが、まだES細胞の方が使いやすいということなのかな。なかなか時間がかかりそう。

2011-01-14

The dangers of a rising China(軍人が深刻そうな顔をしているのが表紙の号)

17:28

Televised nostalgia in Japan

http://www.economist.com/node/17633329

視聴者から龍馬を殺さないで、という投書が来るくらい今年の大河ドラマ日本で大人気だったそうだ。残念な状況の日本の政治に対して道筋を示すためにこのドラマを作った、我々はもっと歴史に学ばねばならん、とプロデューサーが言ってる。似たような番組坂の上の雲(Cloud Over the Hill)も人気。こっちはさらにNHKのやり方が予見的かもしれない。放送時期が、ロシアのメドヴェージェフ大統領北方領土訪問のすぐあとになったから。今は亡き著者は、生前彼の作品がテレビ化されることを望まなかった。日本人の神護思想?(jingoism)を恐れたためかと。そんなわけでこのタイミングでのテレビ化は皮肉なものだ。

龍馬は前ふりで、日露戦争を描いた坂の上の雲ロシア外交メインかな。そういえばサブタイトルDoes NHK have a hidden political agenda?となってた。全体的にお遊び感が漂っているのは否めない。

Las Vegas leaving(ニコラスケイジの映画っぽい)

http://www.economist.com/node/17633220

英国税金や当局の干渉やらに嫌気がさして、3つの銀行が脱出を検討中バークレイはNYへ、HSBC香港へ、Standard Charteredは香港シンガポールへ。英国政府としては、それらの銀行に残って欲しいけれども、規制を緩める気はなく、スイスのように、国際標準で要求される以上のcapital surchargeを課すかもしれないくらいだ。でも英国では、StanChartやHSBCの貸し付けよりも預金の方が多いため、特に依存していないかもしれない。実際に出て行くのかについて、香港政府高官によると、HSBCともStanChartとも話をしていないとのこと。ただ英国は長期的に経済が落ち込んでおり、StanChartは20-30年以内に出て行かなければならないだろうとのこと。実は3行ともそれほどBritishではない。StanChartの従業員のうち英国には3%しかいないしHSBC1992年まで香港ベースだった。バークレイの業務の3分の1しか英国で行われていないし大株主中東に居る。シンガポール政府系ファンドTemasekがStanChartの5分の1を所有している。

でも銀行の本部を動かすのはうんざりする作業だ。HSBC1992年移転ではexpatriateを動かすだけだったからまだましだったけど、今度の移転では英国ベースの人を他国に動かすから大変。一番の問題は、他の国がこれらの銀行を歓迎してくれるかどうかだ。too big to failの英国リテールバンク責任を引き受けることに躊躇するかもしれない。投資銀行部門だけ移転する方が簡単だろう。StanChartはシンガポールに歓迎されそうだが香港インドを慌てさせる可能性がある。HSBCB/S香港GDPの10倍なので最終的には中国本土がスポンサーになるのだろう。そうするとインドアメリカとのやりとりがややこしくなる。そんなわけですぐに動くとも思えないが、内部ではそういう方向で考えているんじゃなかろうか。

Standard Charteredマラソンは、シンガポールでの知名度アップキャンペーンなのかなと思った。最大のお客さんがインドというのも知らなかった。なんだかんだ言って、イギリスにあることでバランスが取れているものであり、そこがイギリスの強みなんだなと感じた。

How long will Google's magic last?

http://www.economist.com/node/17633138

相変わらず話題のGoogle風力発電プロジェクトを行ったり、自動運転自動車(self driving car)のテスト走行が既に14万マイルやったりしているみたい。それもたったの12年で小さいスタートアップから1800億ドル会社に成長したお陰。検索結果をいじって自社のサービス不正利益を与えているんじゃないかとEUに突っ込まれたり、テキサスオンライン旅行会社と戦ったりしてるし、検索結果連動広告以外の収入源も欲しいところ。バルマーに"one-trick pony"と言われているそうだ。まあ投資家の心配事はgoogleマイクロソフトたいに新たな収入源を見つけられなくなることだが。Microsoft2.0と言われたりしている。

Googleダメージを与えそうな変化の一つは、人々がFacebookのようなSNSから情報を集めるようになることだ。Appleなどのappsもブラウザを使わないで情報を集められてしまうので、Google中抜き状態だ。あとFacebookApplegoogle検索エンジンアクセスできないので、Googleはそれらの顧客データアクセスできない。メディア企業Googleコンテンツライセンスするかためらっていたり、アメリカテレビ番組制作会社Google TVのようなところで番組を流すかためらっていたりして、なかなかうまくいかない。新聞社はさっさとお金が欲しいのでインターネットから無料コンテンツを引き上げるかもしれない。

Google内部でも、現在従業員が23000人の大企業になってしまって、有能な人がどんどん辞めているとのこと。意思決定が遅くなったとか、もうトップの人材を惹き付けられないとか、いろいろ言われてる。収入の増加率が56%から9%に下がったけど、まだ成長を続けているし、いくつかの重要トレンドにおいて、良い位置にある。一つは世界中でどんどん増えるデータ。例えばyoutubeは毎分35時間分のビデオを集めている。appsやSNSが使用されても依然として汎用的な検索エンジンの役割は大きい。まだまだオンライン広告から稼ぐ余地はあるそうだ。携帯電話も徐々に増えているが、googleは既にAndroidを仕込んでいる。そしてchromeOSなんてものある(結局どーするんだっけ?)。

Googleは特にスマートフォンに力を入れており、特に音声認識検索重要であり、例えば電話で「スペインでの休日」といったら「コスタデルソル」と返ってくる具合だ。googleは君の居場所も捕捉しているので、その場所に適した広告を配信することもできる。お店やレストラン広告をいいタイミングで送りつけられたらさいこーだ、だからぐるーぽんが欲しかった、のかな。オンラインディスプレイ広告なんてのもやってる。これまでのビジネスよりも複雑なので、シェアはとれてない。ちなみに既に携帯電話で年間10億ドルいでいるらしいアメリカオンラインクエリ3分の2を占めており、一日20億もの検索を処理する。google instantなんてサービスも世に送り出した

googleのexecutivesは、人が素早く調べごとをできるようにするだけでなく、それが必要だと知る前に届ける世界を考えてそう。そうするには個人情報を使う必要がある。このようなserendipity engineは、好きな著者をあらかじめ入力しておけば新刊の案内が来るという感じだ。GoogleSNSが苦手のようなので、Facebookの競合を作るのではなく、既存サービスのsocial layerを作った方がよさげ。例えばyoutubeで友人は何を見ているかとか。Googleサービスありすぎて発散しすぎじゃないのかという指摘があったが、これはインターネット時代のベル研Xerox PARCたいなものかと。違いはgoogleの新しいアイデアの多くがコア業務からはなく、個々の頭の中から出ていること。数多くの実験的な試みに取り組んでいることは、大企業病になっていないことの証だろう。勝ち続けるための唯一の方法は、他のプレイヤーよりも速くイノベーションを起こすことだ。

ソフトウェアエンジニアを惹き付けるようにいろいろやっていて、7年くらい離職率は安定していたが、最近の動きで顕著な変化が見られた。10%の昇給したり、SlideやSocial Deckを買収してそっち方向にいったりと工夫はしている。あと、google社員の多くは元々スタートアップ企業社長なんだから、彼らに元のスタートアップ企業と同じように働いてもらえばいいかと。

お金と意思決定力だけで生き残っていけるわけではなく、グリーンエネルギー自動運転自動車重要となる。これらが長期的な試みというのもまたポイントであるcoolなやり方でtechnologyを使えるからGoogleで働くという人もけっこういる。野心というのはgoogleカルチャーにおいてとても重要で、Googleほど深くscienceに取り組めるところはないと自負している。デジタル時代の恐竜になって絶滅してしまうのを避けるには、速い進化を続けなければならない。

Free as a bard(ビートルズの曲から

http://www.economist.com/node/17627557

中国では音楽に対してびた一文払わない風潮があって、音楽ビジネスをする人は大変。それに対してどうするかをtop100.cnの人が言ってる。広告付きで無料提供したら、サーバー代くらいは稼げたけど、版権とかは無理。レコード会社Baiduを訴えたケースもあるようだ。そこで音楽自体ではな音楽のセレクション、レビューレコメンデーションスマートフォンアプリで売るそうだ。便利で整理された環境お金を払うかもしれないからだ。あとクラウド型の購読ベースサービスも始めるつもりとのこと。大切なのは音楽自体ではなく、音楽再生するデバイスであったり、アクセスできるサービスだったり、友達との間で評価したり共有したりできる情報ネットワークだったりするのではなかろうか。ともかく実験として興味深いという話。

使いやすいもの存在を知ってしまうとそれが標準になって、他のものに対してもその水準を要求するのかもしれない。interoperabilityとか提供側は大変だけど、ユーザー側は当然と思っていたりする。そういう価値観無意識な要求あたりが、長期的にはあるべき形として残っていくのかなと思った。

The status seekers(Vance Packardという人の本のタイトル

http://www.economist.com/node/17627313

消費者ウォッチャートレンドウォッチャーの話。ヨーロッパで服を買うんじゃなくて、ブラジル南アフリカのエキゾチックなもののパッチワークにするとか、Bike by Meを使って自分自転車の各パーツの色を好きなものにするとか、Trikotonを使って、自分の声色に合わせた服を買うとか。人々は環境問題をとてもとても気にしているので、プリウスが売れるし、メキシコ湾石油の心配をするし、インドネシアの村のハンディクラフトを買ったりするのだ。人々は何か新しいスキルを身につけたいと思っているので、ベトナムホテル料理教室が繁盛したり、シアトルホテルで新刊本の議論をするディスカッションが行われたりする。そして今はインターネットがある。関心があることに参加できるし、同じ志向の人とつながることができる。先進国は急速に高齢化し、Emerging marketは1950年代アメリカのような様相を呈している。不景気で西側の消費者は以前よりも価格を気にするようになったけど、鳥頭から買ったものがどれだけ素晴らしいかを友人に見せびらかすことに飽きたりすることはない。statusを提供する会社は、顧客にとって不要なんだけどね。

なかなかストレート面白かった。今日見かけたこのtweetとけっこう重なりそう。

テクノロジー創作活動もどきのハードルが下がると、創作活動自体で収入を得ることが難しくなるから、むしろ創作活動もどきをしたい人をお客さんにビジネスした方が賢明くさいのかい

変に気負わず、自分面白いと思ったことを淡々と続ければいいと思った。

2011-01-09

The world's lungs(森の上空をカラフルな鳥が飛行しているのが表紙の号)

12:54

世界貧困は減っているのではなかろうか

http://www.economist.com/node/17090934

国連2000年になんか目標を立てたらしい2015年までに一日1.25ドル未満で暮らす人の数を半減させるとかいろいろ。で、それがなんか今のところ順調なんだそうだ。うまくいっている要因を考えたところ、どうやら中国が関係してそう。1990年には60%だった貧困率2005年に16%まで落ちてるとのこと。国によって大幅に改善されていたり、全然改善されてなかったりとバラツキがあるそうだ。貧困の対策に最も重要なのは、結局のところ経済成長なんじゃない?というお話公的資金を注入するよりも、経済成長を促すことが最も効率よさげ。もちろんそれだけじゃだめなんだけど。あと公的資金を注入して小学校教員給料を払おうって話があるけど、ケニア田舎では教師の欠席率が20%だったりするのでそこらへんのやる気も重要かと。あと国からお金がleakしちゃうのも問題。途中でいろんな人がちゅーちゅー吸ってしまって、最後全然残らないとか最悪。子供の成績を上げることができた先生にはボーナスをあげたり、先生の出欠をちゃんととったりしてやや改善されつつある。お金がいくら割り当てられるかを公表したらちゅーちゅー吸われるのは激減したしい

こうやって現状を知ることができると面白いアップデートされていない情報に基づいて考えてしまいがちなので気をつけたい子供の成績に連動してボーナスが決まるのは一見よさげだけど、ずるをする先生が現れそう。ヤバい経済学に出てた。割り当てるお金を公表するのは面白いな。情報オープンにするというのは、こういうことにも当てはまるのかと思った。

ブラジル熱帯雨林

http://www.economist.com/node/17062681

アマゾン熱帯雨林の減り方が鈍化しているようだ。その原因として、コモディティ価格いまいちなことも挙げられるが、政府の政策として多くの場所が国立公園に指定されたことも関係ありそう。違法伐採や奴隷につながる農場主がブラックリストに載せられ、ブラジル国立宇宙研究所INPEが隔週で熱帯雨林の減少状況のレポートを発行していたりとかなり徹底している。それからブラジル政府は、近年ますます需要が伸びているバイオエタノール燃料用のサトウキビの栽培を抑制しようとしている。2020年までに熱帯雨林の減少を80%抑制するつもりだ。大きな国が成功をおさめれば、熱帯雨林の減少に歯止めをかけることは可能だというメッセージ世界に送ることができる。とはいうものの森林ビジネスにとってマイナスだし、大統領選を来月に控えた状況なので、規制も緩くなってしまう。ブラジルの政策は、農業でもインフラでもなんでも森林を減らすものが産業なので難しい。それにブラジルは食料輸出大国なので、ブラジルだけの問題でもない。ブラジル土地生産効率が低いのは事実だし、違法な行為をしている農場には銀行お金を貸さないとかいう手段はできる。政府はせっせと土地の登録を推進している。それに生産性が向上すれば税収も増えるので好ましい

2010-12-03

How to live with climate change(農民がかぶり物をしてるのが表紙の号)

00:28

北朝鮮問題

http://www.economist.com/node/17577117

http://www.economist.com/blogs/asiaview/2010/11/conflict_korean_peninsula

韓国から来てる人の話を聞いてみたら、どうせまた金と食料を要求するんでしょとか、俺兵役終わったけど呼び戻されるかもとか、なかなか新鮮だった。

ニュージーランドの悲劇

http://www.economist.com/node/17581990

ルームシェアをしている人はインド人なんだけど、シンガポールに来る前はニュージーランドにいたらしい。で、ニュージーランドで大きな地震があったという話を聞いた。クライストチャーチが大変なことになってたんだけど、普段からわりと地震に備えていたので人的被害は少なかったらしいインドネシアとは大違いだなと思った。で、この記事は、そのニュージーランドで起きた炭坑爆発事故を伝えるものである炭坑といえばチリの件が記憶に新しいが、残念ながらそううまくはいかないようだ。

ペルー遺跡を取り戻せ

http://www.economist.com/node/17581834

マチュピチュに行ったときに、マチュピチュ発見した西洋人として知られるハイラム・ビンガム(Hiram Bingham)の本を読もうと思って、グーテンベルプロジェクトサイトからパブリックドメインの本をダウンロードしたけどまだ読んでないな。そのハイラム・ビンガムは、イェール大学の人だったらしい。調査のために人骨やらセラミックやら金属やらを当時のペルー大統領の許可を取ってイェール大学に持ち帰ったんだそうだ。で、現在その許可は一時的なものだから返しやがれとペルーが言っているそうだ。ペルーにとっては貴重な観光資源だからだろう。大英博物館とかルーブル博物館とかも同じような問題を抱えていそうだな。なんとも言いがたい問題だ。

今、東ロンドンが熱い

http://www.economist.com/node/17581635

シリコンバレーほどじゃないけど、テルアビブとかボストンとかと同じくらい東ロンドンが熱いそうだ。ちっちゃい会社がどんどんできているSilicon Roundaboutは、BTが高速ネット回線を引いたり、マッキンゼー経営専門家派遣したり、と良い環境ができつつあるそうだ。元々政府の補助もなくて、核になる大学もなかったのがこの地の興味深いところ。こういうtechnology hubとか、いろんなhubってのは、あんまり人気がなくて家賃が安いとかそういう場所にいろいろ集結することで、面白い化学反応が起きるみたいなものかなと思った。結局大切なのは、そういう場で自分に何ができるかなんだろうな。ある程度腰を据えてやっていく必要がありそうだ。

フィアットクライスラー

http://www.economist.com/node/17575017

こういう記事を読むと、長く読み続けるからこそ面白いと感じる。Face Valueに出ていたセルジオ・マルキオンネ(Sergio Marchionne)の続報みたいな感じ。クライスラーの当面の問題は、利子が高い借金を借り換えること。そこで師匠言葉を思い出した。マルキオンネとAirAsiaのトニー・フェルナンデスTony Fernandes)の共通点は何か?どっちも会計士だ(少なくとも財務系だ)。借金の借り換えなんてまさにそういう仕事じゃないかと思った。Fiatは、Fix It Again, Tonyとも言われるくらい品質がアレだったというのは、かなり面白い

孫正義@Face Value

http://www.economist.com/node/17575101

Son also risesってのは、日はまた昇るsunとsonをかけているのかと思ったが、同名のthe son also risesというテレビシリーズもあるらしい。以前ustreamで孫氏のプレゼンを見たので、中身は大体知った内容だった。ソフトバンク300年計画って実際に文字で見るとなんかすごいな。

ビルエレベーターとか電気系統とかが地味に儲かる

http://www.economist.com/node/17578908

中国の急速な都市化と経済拡大でビル設備ビジネスが大きく拡大中らしいエレベーター市場は、米国United Technologies傘下のOTIS、スイスのSchindler、フィンランドKoneドイツのThyssenKruppというBig4がいて、その次が三菱電機しいメンテナンス収益の半分を占めるとのこと。安全や環境への意識の高まりにより、鍵やセキュリティシステム、照明、ダクト、暖房エアコントイレあたりが売れているそうだ。古い建物に新しい設備を入れるという流れもあるらしい。最終的なビルオーナーがそういう中の設備を買うわけじゃなくて、professional installerが買うので、彼らは自分たちが失敗しないように高品質価格のものを選ぶそうで、価格競争ほとんどないとのこと。

これを読んで思い出したのはシンガポールマンションゴミ処理機械を売っている人の話。この人の会社中国にも絶賛拡大中なんだとか。シンガポール水ビジネスは注目されているけど、ブラックボックスになっているゴミ事情もなかなか興味深いと思った。で、価格競争に巻き込まれないってのは、安全が絡むとブランド重要で急激に参入障壁が上がるという理由もありそうだと思った。シンドラーエレベーターっていろいろあっても、あんまり取って代わられてない気がする。でもこういう誰も入れなさそうってとこの方が、案外面白いものが転がってそう。

老人ホームビジネス投資対象としてどうか

http://www.economist.com/node/17581666

カーライルをはじめ、プライベートエクイティが大手老人ホーム会社を買っているそうだ。別に老人に限らないか老人ホームってのは不適切かも。政府補助金があってキャッシュフローが安定してて、不況にも強いからとのこと。でもそんなにうまいはなくて、ケアサービスの質を落とさずにコストを削減するのは至難の業。どんなにうまく経営したって文句は出てくると愚痴る人も。老人ホーム収益が良くて、政府補助金の削減を埋め合わせるようになったとしても、老人ホームにとっていいお客さんではなく、しかケアを必要とするような貧しい老人が追い出されるリスクはある。

なかなか視点が面白いなあと思った。

ドイツ中小企業に学ぼう

http://www.economist.com/node/17572160

これまた長く読んでるから面白く感じるものの一例かと。先日出ていた鉛筆の会社とか、1年前に日本の中堅企業Briefingで出てきたMittelstandとかいろいろつながり合うので面白い日本がすごいとか次はインドだとかいうが、大事な国を忘れちゃいないかい、そうドイツだ、といっていろいろドイツ企業が紹介されている。9割がB2Bで、ソフトウェアたいSexyな分野ではなく、もっとメカニックな分野のニッチだそうだ。世界巨大企業と真っ向勝負は避け、「象が遊んでいるところで踊ってはいけない」というスローガンを忠実に守るMittelstand企業印刷Koenig&BauerナンバープレートUtsch嗅ぎタバコPoschl、シェービングブラシのMuhle害虫駆除Aeroxon、高圧洗浄機のKarcherなどなど地味に強いのがたくさんあるそうだ。これらの会社はなぜ強いのかを検証していくとのこと。まず、潜在的なライバルの先を行くべく常に技術革新しているからだとか。実は儲けの大半は製品はなサービスによるものだとか。それから海外で強いというのも強みの一つ。で、このモデルは他の国でも通用するのか?誰も彼もシリコンバレーを目指す必要はないし、一見地味に見えるものも実は巨大なグローバルマーケットを持っていたりする。フォーカスしてイノベーションを続ける限り、ハイレベル仕事を維持することは可能とのこと。成功し続けるには、絶えず正しいことにフォーカスしつづけ、日々の小さな改善を積み重ねるのが大事。なかなかよくまとまっている。

人工知能を戦場へ

http://www.economist.com/node/17572232

この記事を読んで思ったのは、未来ロボットというのはドラえもんたいに高性能なのが一つあるんじゃなくて、ミニドラみたいなののネットワークになるのかもという気がしたAmazonが買収したDiapersのロボットをみたときも同じことを感じた。複数台のロボットネットワークでつないで最適化するように動かすと人間には不可能なスピードで物事を処理できそうな気がする。あと災害救助と戦地は似たようなものというのが印象的。Face Valueでつまらなかった英国軍需産業のBAEシステムも出てきた。無人航空機やこういうロボット活躍し始めると、戦争の形は大きく変わりそうだ。

太ったネコ

http://www.economist.com/node/17572242

comethというのはcomeの古い言い方らしいタイトル意味はよくわからなかった。動物の体長と体重を数十年分調べた人がいて、その結果を発表したんだそうだ。犬とか猫とかネズミかいろいろ調べて、興味深い変化としてはどれも昔より肥満気味で、特に実験動物の方が肥満気味なんだそうだ。管理されているはずの実験動物の方が肥満ってのは謎だが、昔よりも餌の栄養が良くなったんだろうという結論。

Augst_CAugst_C2010/12/07 11:27Fiat & Chrislerの話で、"欠けている経営資源を補う資質をもたらす"という実例で
自動車業界の経営陣に財務という軸をもたらした例がある。以下参照
http://www.economist.com/node/17147638

Augst_CAugst_C2010/12/09 16:11追記
The Iceman Cometh(氷人来たる)これが原題 すばらしいひねりで在った。Tweetしておこう。

phopho2010/12/10 23:17よく見つけてきましたね。これはわかる気がしない。

2010-10-17

Are we there yet? (アメリカの長い長い道のりが表紙の号)

20:41

出生率の低下in Asia(banyan記事)

http://www.economist.com/node/17039131

little tiger(singapore, Hong Kong, South Korea, Taiwan)の出生率低下に関する話。チューインガムをやめさせたり、北京語を話させたり、礼儀正しさを求めたりできたシンガポールでも、子供を増やすようにしむけることは困難らしい。人口の1/3以上が外国人移民問題がホットなシンガポールでは、足りない子供を埋め合わせるために移民が必要なんだと首相が直接言及するくらい、とのこと。

子供が少ないと感じることはあまりないな。東京よりは少ないけど、日本地方よりは多いような。

昼はカフェで夜はパブ

http://www.economist.com/node/17043860

従来パブは午前11時まで開かないのだが、朝7時からコーヒーや朝食を出すパブが出てきたらしい。週に40万食の朝食と60万杯のコーヒーをだし、なかなか好調。5年で6000件近く減っている厳しいこの業界起死回生の一手かと。いろいろ工夫し始めるのは、消費者にとってありがたいことだ。

僻地でも携帯電話

http://www.economist.com/node/17046762

ジャマイカ携帯電話会社パプアニューギニアに事業展開するようだ。人口統計の怪しいもんなので、人の数を数えるためにヘリが飛んだとのこと。携帯電話事業の次なる主戦場はさらに奥地になりそうだ。ちなみに配置では、端末15ドルSIMカード3ドルらしい。でも新規参入で小さい会社がこういうところに切り込んでいくのはなかなか大変。東ティモールで事業を行うためのライセンスがなかなか得られない。インフラのために先行投資が必要だし、こういうところが成功すると巨大な企業が参入してきて競争激化。北朝鮮とかフィジーとか、携帯電話の普及先はとどまるところを知らない。

ニーズがあってビジネスモデルがしっかりしてると、ここまで普及するんだな。ライフラインが整備されてないところにも普及してそう。水、電気よりも通信が先になるとしたら興味深い。衛星電話の出番かと思っていたが、やっぱりコスト的に折り合わないわけか。

iPadメディア企業

http://www.economist.com/node/17043882

新聞雑誌デジタル版を売るプラットフォームとしてiPadが利用されつつある。Sports IllustratedやWiredがその例として挙げられている。ウェブ中途半端広告プラットフォームだと考えるメディア企業は、ウェブ世界から撤退すべきであるという結論に達しつつある。Time誌は、すべてのアクセス権を有料会員のみに提供し、Dallas morony newsもペイウォールを用意した。問題は購読者の情報メディア企業に入ってこないことである。今のところアップルに牛耳られているけど、androidが発達するとどうなることやら。

鉛筆未来

http://www.economist.com/node/17043890?story_id=17043890

4世紀近くもニュルンベルクの近くで職人鉛筆を作っているFaber-Castell社が取り上げられている。鉛筆コンピュータの時代になって、時代遅れになると見せかけて、実は売り上げ上昇中らしい。特に貧しい国の学校で人気。不況でも成長を続け、品質を向上させることで先進国でのシェアも高めている。ちなみに鉛筆の後ろに消しゴムをのっけたのはこの会社。落としても折れないような材料を模索したり、子供が噛んでも大丈夫な成分であって、しかも子供が好きなカラフルなラインナップをそろえたりと地味にいろいろやっている。お陰でヨーロッパ先生たちが、親にこのメーカー鉛筆を買うように勧めるようになったとか。エルゴノミクスを考えて三角形にしたり、滑り落ちないようにラバーを付けたり、今後もいろいろと改善していくのだろう。

鉛筆という地味な分野でもいろいろとやることがあるんだなと思った。新しいものに完全に取って代わられないのであれば、いろいろと生きていく手段があるのかもしれない。必要とする人によりよいものを届け続けるということは、普遍的なことなのだろう。

ビデオゲームは意思決定を加速させるか

http://www.economist.com/node/17035943

ビデオゲームが目と手を連動させた動作に効果的であるという研究結果は多く出ているが、どれもゲームに有効というだけで、現実世界で有効であるという結果は出ていない。そこで週に5時間上ゲームをする人と、全くゲームをしない人を呼んで、いろいろと実験することにしたそうだ。ランダムに動くドットをみて素早くその動きを追ったり、ホワイトノイズのなかの特定の音の方向を聞き分けたりしてもらったところ、ゲーマーの結果がよかったそうだ。まあこれでは、そもそもこういう作業が得意な人がゲーマーになっただけかもしれなくて、ゲームの効果かどうかよくわからない。そこでゲーマーではない人に50時間ゲームの訓練をしてもらって、変化をみたところ25%まで結論に速く達したり、多くの質問に正しく答えたりするようになったとのこと。身の回りのことに対する感度が向上し、マルチタスク、運転、小さな字を読むこと、ナビゲーション、人ごみの中で友人や子供の位置をトラッキングするスキルが向上するとのこと。常に計算された確率に基づいて人が意思決定をすることが知られている。意思決定するのに十分な情報を集める、例えば運転するときにブレーキをかけるかどうか判断するのに十分な情報を集める。それを効果的に行えば行うほど、意思決定に必要な閾値に達するのは速くなる。アメリカの家庭の67%には少なくとも1人ゲーマーがいて、実際に運転がうまくて、事故が少ないかもしれない。しかし、ゲーマーがいくつかマイナースキルを身につけたところで、ゲームをやりすぎだと心配する親を落ち着かせるほどではない。読書をしたり話をしたりする代わりにバーチャルコップのシューティングをして、得られなかった方のスキルは何なのかということだ。

最後でそうひっくり返してくるか。ちょっとやられた感。

kany1120kany11202010/10/18 09:26>東京よりは少ないけど、日本の地方よりは多いような。
これって、東京のほうが地方より子供が多いってこと?

phopho2010/10/18 15:39子供の数
東京(江東区、品川区) > シンガポール > 日本の地方
という印象。学校の密集度合いとか、ショッピングセンターで見る頻度とか、まあそんなとこ。

phopho2010/10/18 16:14もうちょっと正確に書くと自分が見かける子供の数。単位面積辺りの子供の数と言い換えられるかも。
そうすると人口密度×子供の割合だから、東京が多くて当たり前か。しかもこれ出生率と関係ないな。
出生率は、東京がダントツで低いらしい。